2019年02月18日
inQs、わずかな光量で動くセンサー IoT向け
電池開発スタートアップのinQs(インクス、東京・港)はごくわずかな光で発電できる電池を搭載したセンサーを販売する。
工場内で配線しづらく電気の供給が難しい場所への設置を想定。配管などに取り付けたセンサーが温度や振動のデータを集め、
異常があれば検知する。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」技術を幅広い場所で使えるようにする狙いがある。
SOMPOホールディングス(HD)グループと連携し、同社が企業向けに実施する防災診断などと組み合わせる。4月にも実証実験を始める。
工場やプラントで設置しやすいよう、発火の危険性が低い構造にしている
センサーは近距離無線通信「ブルートゥース」などに対応するため配線工事が不要。
将来的にはセンサーで取得するデータを蓄え、故障の予知につなげる考え。
センサーは発火の危険性が低い構造にしており、可燃性ガスなどを扱う工場にも取りつけられる。
インクスは2011年の設立。従来の太陽電池では難しい、15ルクス程度の明かりを電気に変える発電素子を開発している。
光の量が不足する環境でも効率よく発電でき、充電や電池交換の必要がない。
SOMPOHDと損害保険ジャパン日本興亜は18年、インクスの第三者割当増資を引き受けて計5%を出資した。
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