12月30日の日本経済新聞に弊社開発太陽電池の記事が掲載されました

2014年12月30日

太陽電池、暗闇でも発電目に見えぬ赤外光利用

研究開発型ベンチャーの国際先端技術総合研究所(東京・港)は、真っ暗な室内でも発電する太陽電池=写真=を開発した。目には見えない赤外光 で電気が得られ、消費電力が少ない発光ダイオード(LED)のランプがつく。無電源の常夜灯などとして実用化を目指す。早稲田大学の逢坂哲弥教授らが 協力した。開発した太陽電池は「色素増感型」というタイプ。色素が光を吸収して発電する。水晶の小さな微粒子を電極の表面に貼り付けたフィルム状 の太陽電池を作り、目に見えない波長の赤外光を水晶が吸収して色素に伝え、電気に変換できるようにした。

7センチ四方の太陽電池を試作したところ、人間の目では暗く感じる14ルクス(ルクスは明るさを示す単位)でも小型LEDランプが点灯した。変換効率は 200ルクスなら18%以上で、従来に比べて明るさが2分の1以下でも同等の効率が維持できる。色素増感型は可視光から電気を得る性能はシリコン系より劣るが、 赤外光の変換効率はシリコン系より高い。積水化学工業などが室内や日陰での利用を目指して実用化目指している。

先端総研には、放送大学の白井克彦理事長らが役員として経営に参加している。


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